カスタム変数分析
※注 この記事は Piwik1.8~2.17のアーカイブ情報です
目次
1. カスタム変数とは?
2. JavaScript でカスタム変数を追跡
3. カスタム変数レポート
4. ビジターログのカスタム変数
5. カスタム変数に対するデータ制限
6. リファレンス
カスタム変数とは?
カスタム変数は、JavaScript トラッキング API を使用してあなたのビジター(またはページビュー)を指定できる、カスタム名と値のペアです。それぞれのカスタム変数に対するビジター数やコンバージョンを可視化します。
カスタム変数は名前(たとえば、「ユーザーステータス」)と、値(たとえば、「LoggedIn」または「Anonymous」)により定義されています。デフォルトで1訪問あたり5つのカスタム変数および/またはページビューあたり5つのカスタム変数まで追跡することができます。
カスタム変数に対するいくつかの共通の使用ケースには以下のものがあります。
- 何人のユーザーがログインしたか、何人がログアウトしたかをカウント
- カスタム訪問メトリクス、たとえばゲームがプレイされた回数や FacebookLike ボタンがクリックされた数をカウント
- 各訪問に対する訪問種別を設定し、各訪問種別間の訪問、コンバージョン率、収益を等の状況を比較します。
- 各ページのカテゴリが閲覧された回数についてのレポートを得るには、各ページビューに対し、ページのカテゴリ(および/またはサブカテゴリ)でカスタム変数を設定してください。
JavaScript でカスタム変数を追跡
カスタム変数は、新しいカスタム変数をビジター(scope=”visit”)または現在のページビュー(scope=”visit”)に設定するために、setCustomVariable(index, name, value, scope)を呼び出すことにより、JavaScript に割り当てられています。getCustomVariable(Index, scope) によりカスタム変数を確認することも可能です。
事例とドキュメントは、Javascript トラッキングカスタム変数ページをご確認下さい。
Scope”visit” のカスタム変数は、現在の訪問のみに対し有効な、当事者の cookie に保管されます。同じビジターがあなたのサイトに戻ってくると、カスタム変数は空の状態です。ビジターに対するカスタム変数を保持する場合、少なくとも各訪問で1回、“UserTYpe=Customer” などの JavaScript ファンクションを呼び出す必要があります。
カスタム変数名と値は、200文字の長さに制限されています。Matomo(Piwik)追跡リクエストURLがウェブサーバーまたはブラウザに対するURL制限を超えないようにするため、できるだけ小さな値を保存することをおすすめします。
カスタム変数レポート
カスタム変数レポートへは、ビジターメニューでアクセスできます。Matomo(Piwik) はユニークビジター数、訪問数、収益等、全ての標準的なメトリクスをレポートします。これらのレポートは、各カスタム変数名、各カスタム値に対するものです。
Scope”page”のカスタム変数に対し、Matomo(Piwik) は次のメトリクスを報告します:ユニークビジター数、訪問数、ページ
以下の例では、Demo.piwik.org でビジターが使用している言語の値でカスタム変数名=’デモ言語’を作成しました。
ビジターログのカスタム変数
カスタム変数は、ビジター > ビジターログレポートも表示します。スクリーンショットの緑のボックスは、カスタム変数 “着地ドメイン” と ”デモ言語” を表示します。これは、”visit” の scope を持ちます。
scope“page”を持つカスタム変数は、ビジターログでページ URL またはページタイトルにマウスを乗せると、ツールチップに表示されます。
カスタム変数に対するデータ制限
ページ、イベント、ビジターについての詳細なメタデータを追跡するためにカスタム変数は役立ちます。これは、以下で使用するデータ制限についての詳細情報です:
- ユニークカスタム変数名と値を無制限に追跡できます。
- 各名前または値は200文字の長さに制限されています。
- デフォルトではトップ100のカスタム変数を処理します。また全てのデータを処理し、レポートを切り捨てず、レポートサイズを維持し効率的に処理するために、“その他”の下部に集計します。
- デフォルトでは、特定の訪問、ページ、イベントに対し5つのカスタム変数を追跡できます。設定により5つ上のカスタム変数を追跡することもできます。:詳細は FAQ へ
- データ制限についてさらに詳しく知りたい方はこちら
リファレンス
- カスタム変数 過去の使用事例:カスタム変数ケーススタディ:Divezone.net
- カスタム変数 投稿方法:カスタム変数を使用する
- カスタム変数 レポート API:REST API リファレンス
※この記事はMatomo(Piwik)公式サイト2014年12月14日時点の内容です
※掲載内容が古くなっている場合もありますので最新情報はMatomo(Piwik)公式サイトをご覧ください。
オリジナルの記事はこちら
http://matomo.org/docs/custom-variables/