今回はPiwikのマーケティングやプロモーションを担当しているAdrian(エイドリアン)に
インタビューをしました。日常の仕事では日本の会社とも付き合いがあるそうです 🙂

Adrian氏のTwitter

−−PiwikチームにおけるAdrianの役割は何ですか？

Adrian：　こんにちは。
Piwikのセールス＆マーケティングを担当しているAdrian Speyerです。
普段はカナダの大手電子部品販売の企業に勤め、ウェブ解析部門のマネージャーをしています。
私は専門の開発者ではありませんが、独学でPHPやMySQLも勉強しています。Piwikとは、Webアナリスト/ビジネスユーザーの視点で向き合ってます。

プライベートな時間もPiwikのマーケティングに力を入れています。
ブログ記事の投稿やプレスリリースの執筆、その他普及活動などPiwikのプロモーション全般を担当しています。
他にも、Piwikビジネスモデルの作成支援を行うプロジェクトもおこなっています。
数多くの素晴らしいアイデアや企画がありますので、このプロジェクトにも是非ご期待ください。

−−Piwikチームに参加することになったきっかけは？

Adrian：　私は2008年からPiwikを使用していますが、自分の経験がPiwikをより良いプロダクトにするために役立つと気づき、徐々にPiwikチームと関わるようになりました。私のアイデアはチームに歓迎され、それよりPiwikチームの一員として活動しています。
またチームのメンバー達もオープンな素晴らしい考えを持っています。才能のある開発者や、JavaScriptの知識を持っているウェブアナリスト達、彼らもまた大いにPiwikに貢献できると言えるでしょう。

−−ウェブアナリストの視点から見てPiwikの最大の強みは何だと思いますか？

Adrian：　Piwikの最大の強みは、生のログデータへアクセス権を持っているという点です。
これにより、ユーザーはデータをどのように使用するか柔軟に選択することができます。
また私が思うPiwikの良さは、他のアプリケーションと統合できることや、（他のソリューションとは違い）データに制限がないところです。

−−インターネットの未来におけるウェブ解析の最も重要な役割は何だと思いますか？

Adrian：　どのように人々がウェブサイトと関わるかを把握することは非常に重要です。
私たちに何を開発する必要があるか、どのようなデザインやインターフェースが成功するかを教えてくれます。これからのウェブ解析にもう一つの重要な役割は、複数デバイス間でユーザーを追跡するためにもっと工夫することでしょうか。例えばスマートフォンで検索を始め、その結果をデスクトップPCで閲覧する。またその逆の場合もあります。
それはただ一人のユーザーかもしれませんが、現在のアクセス解析では、複数の個人として記録されます。この課題がいつ解決されるのか、とても興味深いですね。

−−Adrian自身、またはPiwikの今後の展望について教えてください。

Adrian：　Piwikをより多くのユーザーに知ってもらう為の普及活動を進めます。
またPiwikの素晴らしい数多くの機能をプロモートし、チームの支援を積極的におこないたいと考えています。
私たちの素晴らしいチームと新しいチームメンバーの貢献により、とても刺激的な毎日を送っています。将来の可能性がとても楽しみです。

−−注目する最新のWebテクノロジーは何ですか？

Adrian：　CMSなら、Concrete5（コンクリートファイブ）とWordPress。
それからECソリューションの Magento（マジェント）
あと、もちろんPiwikです（笑）

−−使用しているPCおよび開発環境を教えてください。

Adrian：　開発にはXAMPPを使用しています。

−−あなたが住んでいる場所を教えてください。もしよければ、あなたの故郷を教えてください。

Adrian：　カナダのモントリオール出身です。素敵なところですよ。

−−日本についてどんなイメージを持っていますか？

Adrian：　日本はとても美しい国ですね。
日々の空いた時はPiwikに時間を割いてますが、オンタイムは電子部品の販売代理店で仕事をしています。そこでは村田製作所や、TDK、 ROHM(ローム)など多くの有名な日本企業ともお付き合いしています。彼らとの仕事はとても楽しいね。日本は多くの技術でも最先端である事も知っているので、Piwikに関心を示してもらっていることはとても素晴らしいことだと思います。

−−日本のPiwikユーザーへメッセージをお願いします。

Adrian：　Piwikをご利用いただきありがとうございます！
日本の皆さんからもより一層Piwikを広めて頂ける事を期待しています。
また開発にも関わってもらえるなら、Piwikは世界中のユーザーにとってよりよいものとなるでしょう。ありがとうございました。