技術情報

Matomo(Piwik) のクイックインストール

2012年07月01日 導入ガイド

※注 この記事は Piwik1.8~2.17のアーカイブ情報です

日本語環境におけるMatomo(Piwik)のインストール手順。

まずはじめに、PHP 5.1.3 以上が動作するWebサーバ(Apacheなど)とバージョン 4.1 以上のMySQLデータベースがインストールされ、設定済みかどうか確認してください。
Matomo(Piwik)の必要条件について詳しくは、Matomo(Piwik) Requirements http://piwik.org/docs/requirements/ を参照してください。

最初にMatomo(Piwik)のサイト http://piwik.org/latest.zip から最新版のMatomo(Piwik)をダウンロードします。
ダウンロードしたzipファイルを解凍します。解凍し終わりましたら、中には”piwik”フォルダーが含まれているでしょう。
FTPソフトを起動し、WebサーバーにMatomo(Piwik)のファイルをアップロードします。
ドキュメントルート以下にpiwikというサブフォルダーを作り、その中に解凍したpiwikフォルダーの中のファイルを全てアップロードします。
アドレスは http://example.org/piwik のようになります。


設定とセットアップ

ウェブブラウザを開いて、Matomo(Piwik)を設置したURL http://example.org/piwik を開きます。
以下のような画面が表示されます。


このメッセージはフォルダーのパーミッションが異なるためMatomo(Piwik)を実行できないことを示しています。
FTPで piwik/tmp 以下を確認すると、フォルダーが作られていませんので、 piwik/tmp 以下に

[info_box]
templates_c

cache

assets

tcpdf
[/info_box]
の4つのフォルダーを作成します。SSH接続可能な場合は、コマンドラインから以下のコマンドを実行して作成します。
/srv/www/vhosts/example.org/piwik/ はpiwikを設置したサーバー上のパスの例です。実際の環境に合わせて実行してください。

cd /srv/www/vhosts/example.org/piwik/tmp
mkdir templates_c
mkdir cache
mkdir assets
mkdir tcpdf

 

パーミッションの設定

引き続き、パーミッションを設定します。

cd /srv/www/vhosts/example.org/piwik/
chmod -R 0777 tmp
chmod -R 0777 tmp/templates_c
chmod -R 0777 tmp/cache
chmod -R 0777 tmp/assets
chmod -R 0777 tmp/tcpdf

 

再びブラウザに戻って先ほどのページをリロードします。
今度は以下のように「ようこそ!」ページが表示されますので、「次へ>>」をクリックします。

エラーが発生します。

書き込み権限のあるディレクトリ /srv/www/vhosts/example.org/piwik/config に×マークが付き、以下のコマンドを打ち込んでください、というメッセージが表示されます。

chmod a+w /srv/www/vhosts/example.org/piwik/config

 

実行して再びブラウザを更新します。全てチェックOKとなりますので「次へ>>」をクリックします。

データベースのセットアップ

引き続き、データベースのセットアップを行います。データベースサーバーの情報を入力して「次へ>>」進みます。

テーブル作成完了のメッセージが表示されます。

管理者ユーザーの情報を登録

引き続き、管理者ユーザーの情報を登録します。

ウェブサイトの情報を登録します。

解析用のJavaScriptのトラッキングタグが生成されますので、こちらをコピーしておきます。
(後で解析するウェブサイトに埋め込みます)

以上でインストールは終了です。

Matomo(Piwik)を継続>> をクリックするとログイン画面が表示されます。