データベースサイズの管理
※注 この記事は Piwik1.8~2.17のアーカイブ情報です
目次
1.古い未処理データの削除
2.古いデータレポートの削除
3.データ削除の手動トリガー
Matomo(Piwik)は、利用可能なデータベースサイズの大小に関わらず、あらゆる環境で作動するようにデザインされています。また削除または保存するデータを選択できます。
なおこの機能は、古いビジターログおよびレポートセクションの削除時、プライバシー管理ページ上にて利用可能です。ここで、あなたはビジターログ(このデータは追跡時間毎に記録されています)および処理されたレポート(このデータはビジターログを分析したとき作成されます)の保存または削除を選択できます。デフォルトで削除されるものはありません。
また、データベースの空き容量を見たり、データベースが以下を利用した場合の残りの空き容量について見積もることができます。
これらのツールを利用すれば、制限なくMatomo(Piwik)データベースを管理可能なサイズに維持できます。
注意)データベース容量の制約がない場合は、全てのデータを保存・維持することをオススメします。
古い未処理データの削除
Matomo(Piwik)が追跡した訪問やアクション、コンバージョンやその他のデータは、データベースに保存されます。このデータは、生の訪問情報であり、トレンドや分析情報を提案するものではありません。これは、(レポートデータと呼ぶ)分析情報を作成し、アーカイブ処理後に処理され、データ分析後は不要になります。そのためデータスペースの節約のため、削除することをオススメします。
このセットアップのために、まずはじめに”生データベースから古いビジターログを定期的に削除”にて、Yesを選択します。次に、どの位古いデータまで削除するかを決めます。このバリューが修正されるたび、それに応じたデータベースサイズの見積もりが計算されます。そのため、毎回どのくらいのデータを削除する必要があるかを把握できます。
完了後、”セーブ”をクリックし、プロンプトを読み終えたら”Yes”をクリックします。
警告
このデータはレポート処理後、不要になりますが、もし古い訪問データを閲覧・利用、またはレポートの再処理を行う場合に必要になります。
たとえば以下のような場面で、古いデータの閲覧・利用、再処理が必要になる場合があります。:
•バグの発生等によりいづれかのレポートに影響が出て、バグ発生以前の古いレポートを閲覧したい場合
•Matomo(Piwik)の新バージョンにおいて、新しいデータと古いデータを比較したい場合
•古い訪問データにジオロケーションを適用したい場合
古いデータレポートの削除
分析した結果は、毎回データベースに保存されるため、レポートを見る度に分析を行う必要はありません。この保存された分析データは、レポートに反映されます。もし古い訪問データを今後分析する必要がない場合は、データベースの節約のために削除することが可能です。
このセットアップを行うには、まずはじめに、“常に古いデータをデータベース行から削除する”で、Yesを選択します。次に、どのレポート/メトリクスが不要かを検討し、削除します。なお全レポートとメトリクスは、削除することができます。またオプションの変更時、毎回新しいデータベースサイズの見積もりが計算されるため、データベースをどの程度節約できるかについて簡単に把握することができます。
完了したら、保存をクリックし、プロンプトを読んでYesを押します。
もし削除したレポートを後でみたい場合、レポートの再処理が可能です。
警告
古いデータを一旦削除すると、長期トレンドをみることができなくなり、レポートの再処理もできなくなりますのでご注意下さい。つまり削除を行うと、未処理データとレポートは永久に失われます!必ず削除前に、未処理データとレポートの両方をよく確認し、検討して下さい。
データ削除の手動トリガー
設定した期間ごとに、定期的にデータを削除します。データ削除の期間は自由に設定できます。
もし、すぐに削除する必要がある場合は、以下をクリックして下さい。
これをクリックすると、削除がスタートします。削除完了後、新しいデータベースサイズが表示されます。
注意)データの削除には長時間かかる場合があります。
ここまでで、データベースサイズ管理のために必要な全てをお伝えしました!
※この記事はMatomo(Piwik)公式サイト2014年8月15日時点の内容です
※掲載内容が古くなっている場合もありますので最新情報はMatomo(Piwik)公式サイトをご覧ください。
オリジナルの記事はこちら
http://matomo.org/docs/managing-your-databases-size/