キャンペーントラッキングURLのデメリット
キャンペーントラッキングURLには多くの利点がありますが、考慮すべき潜在的な欠点もいくつかあります。
タイプしにくい
キャンペーン追跡URLは、ユーザーがクリックするだけで機能するため、デジタルキャンペーンには最適です。しかし、最終的なURLは通常、ユーザーが手入力するには複雑すぎるため、印刷キャンペーンではあまりうまく機能しません。この問題を解決するには、YOURLS.orgのようなリンク短縮サービスや、ユーザーが携帯端末でスキャンできるQRコードを使う方法があります。
長いURL
長いトラッキングURLは、デジタルの世界でも問題を引き起こす可能性があります。例えば、ソーシャルメディアへの投稿やテキストメッセージに使用できる文字数が限られている場合、長いトラッキングURLでそのほとんどを使用したくないでしょう。ここでも解決策として、以下のようなリンク短縮サービスを利用することが考えられます。YOURLS.org.
不正確な可能性
キャンペーンのトラッキングリンクが共有されると、不正確なレポートが作成される可能性があります。例えば、メールマーケティングのニュースレターに次のようなリンクを貼ったメールを送ることは理にかなっています:
https://example.com/?mtm_campaign=customer_newsletter&mtm_medium=email
しかし、購読者の一人がリンクをコピーして自分のFacebookページに貼り付けた場合、キャンペーントラッキング値を削除することはまずありません。つまり、その友達がFacebookのリンクをクリックした場合、アナリティクス上ではcustomer_newsletterキャンペーンからのメールとして表示されることになります。
ある意味、訪問の根本的なソースはEメールキャンペーンからだと言えます。しかし、その説明は、そのリンクを使用しているFacebookの友達からの訪問を正確に説明するものではなくなりました。これは、特定の媒体やソースに起因する実際の数字が正確ではないことを意味します。
チャンネル・タイプ・トラッキングを上書きする
キャンペーントラッキングリンクを使用すると、リンクからの訪問は常にキャンペーンチャネルタイプに帰属します。例えば、キャンペーントラッキングリンクをソーシャルメディアで共有した場合、これらのリンクからの訪問は、Matomoの獲得レポート内でソーシャルネットワークではなく、キャンペーンチャネルから来るように表示されます。
これは、チャネルタイプのレポートに大きな影響を与え、ソーシャルメディアからのトラフィックが少ないように見えますが、実際にはキャンペーンリンクを通じてFacebookなどのサイトからかなりの数の訪問がある可能性があります。つまり、ソーシャルメディア上で共有されたリンクのキャンペーントラッキング値にソーシャルネットワークを含めることが重要であり、そうすることでキャンペーン訪問者がどのようなチャネルから来ているのかを現実的に把握することができます。例えば、mtm_sourceパラメータにfacebookという値を含めることで、キャンペーンがソーシャルネットワークと関連付けられていることが明確になります。