Matomoはユーザーとデータのプライバシーを保証します

Google Analyticsを使用すれば、サイト訪問者のデータはGoogleによって追跡、保存、所有されます。
もし、サイト訪問者が自身のデータをGoogleの「独自の目的」に使用されていることを知ると、サイトへの信頼を損ない、評判を傷つけるリスクがあります。

しかし、アクセス解析の手段としてMatomoを選択すれば、サイト訪問者のプライバシーを犠牲にしたり、サイトそのものを侵害したりすることは一切なく、より効果的なデータを収集し、強力なツールによって解析することが可能です。

Matomo AnalyticsはWebサイト上のユーザーアクティビティを追跡することを目的としたWeb分析ソフトウェアですが、私たちはプライバシーを非常に重要視しています。

Matomoの以下のようなプライバシー保護機能により、データのより詳細な制御が可能になります。

  • Matomoには、ユーザーがweb分析追跡を拒否できるオプトアウトメカニズムがあります。
  • 生データと集計レポートのデータを保持、構成できます。
  • IPアドレス 他のデータの匿名化手法 を実装しています。
  • 追跡Cookieの有効期限を短く設定する
  • 訪問ログと訪問者プロフィールを無効にする
  • 有効にしない限り、Webサイト間でユーザーは追跡されません。
  • MatomoはCookie使用の同意を必要とせずに使用できます。(Google Analyticsは常にユーザーの同意が必要です。)これにより、訪問者を追跡しないことになるため、プライバシーが守られます。

これらのプライバシー保護機能は、Matomoのオープンで分散型である性質と合わせて顧客のプライバシーが尊重されることを意味します。

オーストリアのデータ保護局とフランスのプライバシー保護局など、EU全域のデータ保護機関はGoogle Analyticsの使用が違法であると発表しています。 オーストリアのデータ保護局によるGoogle Analyticsを使用しているWebサイトプロバイダーがGDPRに違反しているとの判決 に続き、フランスの CNIL も同様の判決を下しています。GDPRに違反している場合は罰金を科される可能性があるため、Google Analyticsの代替手段を見つけることはこれまで以上に重要になっています。

Matomoはデータを自動的に匿名化し、個人情報を含まないように設定できます。これにより、 GDPR HIPAA CCPA 、LGPD、PECRに準拠できるようになり、罰金のリスクを最小限に抑えることができます。

プライバシーが大きな懸念事項であることは周知の事実です。Webアクセス解析ツールは 個人の特定に繋がる情報 を誤った方法で収集する可能性があり、プライバシーを侵害する可能性があります。

Googleの場合
Googleのような企業は多くの無料のサービスを提供していますが、Webアクセスの解析データは彼らによって追跡、保存、所有されるため、他の提供サービスにデータを使用することができるということであり、プライバシーに対する脅威となる可能性があります。

Google Analyticsを使用する場合、Googleはサイトの訪問者のすべてのIPアドレス(および個人データとみなされるブラウザの一意の識別子)を知っています。 これにより、その人がその日に訪れた他のWebサイトはもちろん、先月訪れたWebサイトであっても追跡することができ、このようなデータを利用することで訪問者のプロファイルを充実させることができます。

Google AnalyticsはWebアクセス解析ツールとして84%の市場シェア を誇り、業界を支配しています。AdSenseなどの他の製品と組み合わせると、Webサイトの訪問者の正確なプロファイルを構築することの計り知れない能力が窺い知れます。

マーケティング目的のプロファイリングが問題と見なされている理由について
Googleのようなプラットフォームは、世界中のほとんどのインターネットユーザー(Googleユーザーに限らない)が閲覧するすべてのWebサイトとユーザーの膨大なプロファイルを構築できます。

彼らの主な目標の一つは、ユーザーに対するGoogle広告のマーケティングを改善し、より多くの人々にリーチできるようにすることです。しかし、多くのインターネットユーザーとWebサイト運営者は、 そのように広範なデータの集積とそれらのもたらす道徳的影響について懸念を深めています。インターネット上で大量のデータを収集することの課題や道徳的影響に興味を持つことは至極当然のことです。

ここでは詳細に解説しませんが、 EFFのプライバシーに関する声明を確認することをお勧めします。 その他には “The High Privacy Cost of a “Free” Website” (themarkup.org)にも興味があるかもしれません。

フランスのデータプライバシー保護センター(CNIL)はプライバシー規制の コンプライアンスを簡単に保障できるツール としてMatomoをリストに挙げています。また、CNILは 追跡同意要件が免除される数少ないWeb分析ツール としてMatomoを承認しています。

Matomoの強力なプライバシーリーダーシップは多くの政府機関(ヨーロッパ、アジア、北米、アフリカ)に信頼され反映されています。

Matomoを導入している政府機関

Matomoは同意が不要な追跡をサポートしています。 これにより、訪問者にCookieの同意や追跡の同意を常に求める必要はなく、より正確なデータを取得し、Cookie同意バナーで訪問者を脅かすこともありません。これは、常に同意が必要なGoogle Analyticsとは異なります。