今回はバグフィックスやプラグイン開発のほか、様々なサポートをしているサンディエゴ在住のBenaka(ベナカ)にインタビューをしました。

サンディエゴを代表する大型都市公園バルボアパークの少し北東にあるノースパークの落書き。

－－Q1.PiwikチームにおけるBenaka(ベナカ)の役割は何ですか？

Benaka：バグフィックス、新機能/プラグインの開発、ドキュメント作成と、ユーザーサポートのお手伝いをやっています。
その他に「新リリースの概要」についてのブログ記事を書いています。

－－Q2.Piwikチームに参加することになったきっかけは？

Benaka：PHPの経験を積むだけでなく、オープンソースプロジェクトに貢献したかったからです。ですが、これほど多く、長い間貢献することになるとは予期していませでした 🙂
 

ラホーヤの、飾り付けられたヤシの木。ラホーヤは、サンディエゴのダウンタウンの北に位置しています。

－－Q3.どのような所に重点をおいて開発していますか？

Benaka：私は主にPiwikのコアを開発しています。通常は新しいプラグインを作成したりしませんが、既存の拡張は行っています。

Piwikが起動時にどのように動作するのか、理解できるようになるまで苦労しましたが、自分にとって小さくても具体的な課題を達成することにより、知識の無さを克服することができました。もちろん、マットのレビューも非常に役立ちました。実際、彼らがいなければ物事を把握するのに長時間費やしていたことでしょう。

－－Q4.良い開発者、優れたエンジニアの条件は何だと思いますか？

Benaka：優れた開発者は以下のことができるべきだと思います。：

*テスト駆動型開発を​​行う
*他の人がコードを理解しやすいようにドキュメント/コメントを残す
*迅速に、効率的かつ簡潔なコードを書く
*絶えずリファクタリングする

偉大な開発者はビジネスを理解していると思うし、彼ら自身の行動がどのようにビジネスに利益をもたらすか、正確に伝えることができると思っています。

－－Q5.ご自身、またはPiwikの今後の展望について教えてください。

Benaka：Piwikとは別に、販売用の携帯アプリを作りたいと思ってます。

－－Q6.最近注目しているWebの技術は何ですか？

Benaka：触れてみたテクノロジーはたくさんありますが、私のお気に入りの 「新しい」テクノロジーは（今ではそれは1年か2年もの間私のお気に入りになっていますが）couchdbです。それはいくつかの非常にユニークな機能（たとえば、マスター・マスター·レプリケーションとか、ネイティブのREST APIとか、map-reduce用のとても基本的なサポートなど）が自慢のNoSQLデータ·ストアです。

サンディエゴの海事博物館にある1863年の商船。

－－Q7.使用しているPCおよび開発環境を教えてください。

Benaka：私はレノボのThinkPad E430を使って、Xubuntuの最新バージョンを走らせています。開発はAmazon EC2を使って行います。開発するときは、EC2のインスタンスを起動し、mosh（モバイルシェル）とsshfsを経由して接続し、Piwikを開発しています。ファイルの編集や全てのコンソール操作にはほとんどgeditを使用しています。
 
－－Q8.あなたが住んでいる場所を教えてください。

Benaka：いつもあちこち移動してます。今はサンディエゴに居ます。

－－Q9.日本についてどんなイメージを持っていますか？

Benaka：あまりないですが、ただ日本への旅行を計画したら、最終的にイメージが変わると思いますね。
現時点では、日本はとても美しく、とても開かれた興味深い場所だと思います。探索する価値あり!!

－－Q10.日本のPiwikユーザーへメッセージをお願いします。

Benaka：すべての日本のPiwikユーザーの皆さんこんにちは！私たちが作ったPiwikを楽しく使ってくれることを願っています。改善を続け、いつか貢献してくれたら嬉しいです！ 🙂

サンディエゴで博物館として生まれ変わった空母USSミッドウェイ。この写真は港の一部で、空母の上から撮影したもの。