一般的なコンテンツ追跡の使用例
コンテンツトラッキングが役立つシナリオは様々です。このセクションでは、あなたのサイトで検討したい一般的なユースケースをいくつかご紹介します。
広告バナー
これは、コンテンツトラッキングの最も一般的な使用例の一つです。あなたのサイトでバナー広告を掲載している場合、多くの場合、インプレッションまたはクリックごとに報酬が支払われます。これは、この機能によってコンテンツに対して追跡される2つの指標とよく一致しています。コンテンツ追跡のデータを使って、あなたのサイトがどの程度広告収入を得るのに効果的かを知ることができます。もちろん、すべてのバナー広告がCPCモデルに従っているわけではありません。商品が購入された場合にのみ報酬が支払われるアフィリエイトマーケティングリンクを掲載することもできます。 この場合でも、Matomoでコンテンツをトラッキングし、Interaction Rateを最適化することで、パートナーウェブサイトへのトラッキングされたクリックを可能な限り増やすことができます。
レビューや関連ページ機能などのページ内コンテンツ
何人がページを訪れたかを知ることは非常に有益ですが、ページのどのセクションが画面に表示されたかを知ることはより有益です。スクロールが必要なコンテンツが多いページの場合、ページビューだけでは訪問者が何を見たのかわかりません。これは、コンテンツの一部がアコーディオンやタブなどのインタラクティブな要素の後ろに隠されている場合にも当てはまります。重要なコンテンツにContent Trackingを導入することは、ユーザーがページにいる間にその特定のコンテンツを見たか、またはインタラクションしたかを確認する一つの方法です。
シングルページウェブサイト
単純なページコンテンツのトラッキングが有用なもう一つの状況は、訪問可能なページが1つだけで、そのページ内に複数のセクションがあるようなシングルページのウェブサイトです。これは、スクロールが必要な長いページなどのデザイン上の理由や、同じURL上にセクションを動的にロードするCMSなどの技術的な理由が考えられます。このような場合、可視コンテンツをトラッキングすることで、訪問者がサイトのどのセクションを見たかを把握することができます。
注目のコンテンツ要素
時には、ユーザーが相互作用できる複数の要素を含むコンテンツのブロックを特集し、そのすべてが同じターゲットにつながることがあります。この場合、どの要素が最も人気があるのかを特定するために、追跡対象のコンテンツピースを複数定義することが役立ちます。例えば、Matomoマーケットプレイスでは、下の画像のように、タイトル、画像、ボタンのどれをクリックする人が多いかを調べる実験を行いました。
コンテンツトラッキングでポップアップの効果を監視する
あなたのサイトにポップアップメール購読フォームやプロモーションがある場合はコンテンツ追跡を使ってその効果をモニターすることができます。多くのポップアップスクリプトでは、ポップアップがロードされる前に満たさなければならないタイマーや特定の条件を設定することができます。つまり、インプレッション数のデータは、どれだけの人が実際にポップアップをトリガーしたかを分析する上で貴重な情報となります。これと並行して、リンクのクリックやポップアップ内のフォームボタンの押下など、希望するアクションのトラッキングを設定して、クリエイティブのインタラクション率をトラッキングすることができます。これにより、ポップアップが確実に目に留まり、その目的を効果的に果たすことができます。